1.はじめに
 1-1 本講座における人工知能のイメージ
 1-2 機械学習、ニューラルネットワークの概要
2.データ、学習済みモデル、AIビジネスの保護の可能性
 2-1 生データ、学習用データ、学習済みモデルは、特許で保護されるのか
 2-2 学習済みモデルは発明と言えるのか(審査基準の事例紹介)
 2-3 学習済みモデルの「派生モデル」と「蒸留」に関する考察
 2-4 学習済みモデルに特徴が無いと特許されない?
3.AI関連発明の特許事例
 3-1 AI関連発明の出願動向(特許庁 「AI関連発明の出願状況調査」より)
 3-2 特許事例の紹介
  (1)AI関連発明の分類
  (2)AIコア発明の特許事例
  (3)AI適用発明の特許事例
 3-3 特許係争事例
 3-4 AI関連発明の進歩性判断(審査基準の紹介)
  (1)進歩性判断の基本的な考え方
  (2)進歩性が否定される例
  (3)進歩性が肯定される例
4.AI関連発明の着眼点と出願時の留意点
 4-1 AI関連発明の着眼点(特許取得の可能性を探る)
  (1)アルゴリズムやニューラルネットワークの構造に特徴がある場合
  (2)汎用のAIを使用する場合
 4-2 AI関連発明を特許する際の留意点
  (1)AI関連発明の記載要件(審査基準の紹介)
  (2)学習に関する留意点 
  (3)その他の留意点
5.生成AIを巡る知財制度上の留意点
 5-1 特許法上の論点
  (1)人工知能を「発明者」とした出願事例の紹介   各国特許庁の判断は?
  (2)人工知能は発明者になれるか   特許庁の見解
  (3)AIが自律的に生成した「AI創作物」は特許法上の発明に該当するか
  (4)人工知能の「利用者」は発明者になれるか
  (5)AI生成物はどのように審査されるか 審査ハンドブックの事例紹介
  (6)AI生成物が特許される条件を探る
 5-2 意匠法上の論点
  (1)AIで生み出された意匠は保護されるのか
  (2)AIの利用者はAI生成物の創作者になれるのか
  (3)AI生成物が意匠登録される条件を探る
 5-3 商標法上の論点
  (1)AIで生み出された標章は保護されるのか
  (2)AI生成物が商標登録される条件を探る
 5-4 著作権法上の論点
  (1)「AI創作物」の著作物性と著作者
  (2)AI生成物が著作物として保護される条件を探る
  (3)著作権侵害が懸念される場面
 5-5 まとめ  AI生成物、AI創作物は保護されるのか