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・電気自動車の最新動向と、量産車に搭載されたモータ・駆動回路及びその動作原理について知りたい技術者。
・新たに電気自動車関連の事業に着手、あるいは電気自動車関連部門に配属となり、電気自動車の技術概要と短期間で学びたい技術者。
・電気自動車の仕事に携わりながら、これまでにパワーエレクトロニクスや電気自動車の基本技術を系統的に習得する機会のなかった技術者。
・電気自動車分野での研究に新たに取り組もうとする研究機関・大学の研究員・教員・大学院・学生。
・最低限の知識として、高校の数学、物理の知識があれば受講可能
・電気回路、電磁気学の知識があれば、より望ましい。
本セミナーを受講することで、以下の知識が得られ、チョッパ回路とインバータ回路の設計あるいは、駆動負荷に適した回路製品の選定スキル習得できる。
・世界の電気自動車の生産・技術動向
・電気自動車とエンジン車の比較
・実際にハイブリッドカーに使われているパワーユニットの構成と動作
・電気自動車に使われるチョッパ回路とインバータ回路の原理と動作
・電気自動車に使われる永久磁石同期モータの構造・特性
・永久磁石同期モータを制御に使われるベクトル制御の基礎
電気自動車(EV Electric Vehicle)は、低炭素な運輸機器として着実に普及が進んでいます。その理由としてエンジン車と電気自動車の比較から電気自動車の優位性を示し、電気自動車の生産及び技術の最新動向について紹介します。さらに、電気自動車シェア拡大の先駆的な例として、2019年に販売シェアが50%を超えたノルウェーの現状と取組について紹介します。
次に、実際のハイブリッドカーのパワーコントロールユニット(PCU)を解体・評価した結果について解説し、モータの駆動回路が昇圧チョッパ回路とインバータ回路から構成されていることを示します。さらに、昇圧チョッパ回路とインバータ回路の回路動作と設計パラメータについて説明します。
最後に、直流モータ、誘導モータ、永久磁石同期モータの比較から、電気自動車に永久磁石同期モータが使われる理由を説明します。また、永久磁石同期モータを特徴である2つのトルクにと、直流モータのように駆動するベクトル制御について分かりやすく解説します。
1. 電気自動車の最新動向と量産車に搭載されたパワーユニット
1-1 電気自動車の最新普及動向(販売台数、各国の状況)
1-2 自動車の電動化、エンジン自動車との比較
1-3 電気自動車の最新技術(バッテリ低コスト化、固体電池、高速充電)
1-4 プリウスの電動パワーユニットを分解・調査する
2. 電気自動車を駆動するチョッパ回路とインバータ回路
2-1 降圧・昇圧チョッパ回路の構成と動作原理
2-2 昇圧チョッパ回路のパラメータと動作特性
2-3 インバータの原理と分類
2-4 単相型インバータの基本回路と動作
2-5 三相インバータの基本回路と動作
2-6 PWMインバータ
★演習問題 昇圧チョッパ回路の設計パラメータ
3.電気自動車に使われる永久磁石同期モータとベクトル制御
3-1 直流モータの特性をベースに永久磁石同期モータの特性を理解する
3-2 永久磁石同期モータの構造・回転磁界
3-3 永久磁石同期モータの位置検出
3-4 永久磁石同期モータの2つのトルク
3-4 電圧方程式
3-5 ベクトル制御
★演習 電圧方程式を使ってみる
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