講師2名

3Dプリンタの基礎と金属粉の開発動向および製品への適用事例【LIVE配信】
第1講「3Dプリンタの基礎と最新動向」
第2講「金属3D積層造形における粉末材料の諸特性と実用例および金属粉末の産業応用」

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

【アーカイブ配信:2/25~3/6】の視聴を希望される方は、《こちら》からお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
3Dプリンタ【WEBセミナー】
セミナーNo.
2602128
開催日時
2026年02月24日(火) 10:00~16:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
第1講 inkcube.org代表,慶應義塾大学SFC研究所上席所員 藤井 雅彦 氏
<学協会>
 日本画像学会 会長,フェロー,4DFF研究会運営委員長
 ISO TC261(AM) WG4国内委員(~2020),ASTM F42(AM)メンバー
 IS&T NIP31 General Chair,IS&T Vice President
 Johann Gutenberg賞受賞(2019),日本画像学会会長特賞受賞(2020,2022)
 3DデータフォーマットFAVのJIS登録(2019)


第2講 兵庫県立大学 特任教授 金属新素材研究センター 副センター長 柳谷 彰彦 氏
【講師経歴】
 1981年 山陽特殊製鋼㈱ 入社
 2009年  同社 粉末事業部長
 2009年  同社 取締役
 2016年  同社 専務取締役
 2018年 兵庫県立大学 特任教授(現在に至る)
 2019年 山陽特殊製鋼㈱ フェロー
 2021年 山陽特殊製鋼㈱ 退職、大阪大学 招聘教授(現在に至る) エスペック㈱ 外取締役(現在に至る) 兵庫県立大学 金属新素材研究センター 副センター長(現在に至る)
 2014年~2019年 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)理事
【活動歴】
 山陽特殊製鋼の粉末事業の準備・立ち上げから関わり、多くの金属粉末製品の実用化を果たした。粉末冶金の世界を従来のニアネットの焼結部品から高機能材料へと取り組み、新たな市場創成を行い、高機能材料の分野において金属粉末の地位を切り拓き確立した。経産省プロジェクト TRAFAM の理事として金属3Dプリンタの技術開発・普及にも貢献した。現在、兵庫県立大学金属新素材研究センターにおいて金属粉末および金属3Dプリンタの研究、指導に努めるとともにひょうごメタルベルトコンソーシアムにおいて、企業との共同研究を通じて金属3Dプリンタおよびその周辺技術の普及にも努めている。
【所属学会】
 日本AM学会、日本金属学会、日本鉄鋼協会、粉体粉末冶金協会、日本工学アカデミー会員
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
・3名以上同時申込は1名につき27,500円(税込)です。
■会員登録とは?⇒よくある質問
備考
資料付

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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  ついてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
習得できる知識
【第1講】
・各種3Dプリンタ方式の概要と特徴
・3Dプリンタの市場動向や活用状況
・3Dプリンタや取り巻く技術,社会における課題と対応状況
・3Dプリンタによる新しい価値創造

【第2講】
・金属粉末についての基礎知識、製法、評価、諸特性、産業実用化例
・AM ( Additive Manufacturing )における金属粉末について、その種 類、使い方、用途
・金属3D積層造形における実用例、産業応用および諸特性
趣旨
【第1講】
 標準化(ASTM/ISO)にもとづく7つの3Dプリンタ基本方式や新規方式の構成と特徴、応用分野について説明します。また3Dプリンタの効用や課題・対応策等、基本的な内容を詳しく説明します。
 さらに3Dプリンタ活用に欠かせないデータやソフトウエア、社会における諸課題を取り上げ、産業や生活への影響について考察します。
 最後に最新動向として市場状況や3Dプリンタの展開例、新しい造形方法導入や新規価値提供を紹介します。

【第2講】
 金属3D積層造形(Additive Manufacturing,AM)技術は、航空・宇宙、生体材料、金型はじめ様々な分野で実用化が進展しています。デジタル技術による身近な革新的ものづくりとして関心がもたれる一方で、最近のプリンタの大型化・高速化・高級化により、実用化へのハードルが高くなっているとも考えられています。本セミナーでは演者がこれまでに取り組んできた実用化例、コストダウンの可能性を紹介します。特にセミナー後半では実用化の上で重要となった原料となる金属粉末についての考え方、着眼点をはじめ、開発のポイントについて演者がかねてより言ってきた「冶金的アプローチ」として紹介します。またFRMNEXT2024はじめ大学・企業との合同展示についても紹介します。
プログラム

第1講 「3Dプリンタの基礎と最新動向」

<藤井先生 10:00~12:30>

1.3Dプリンタの分類と歴史
 1-1 3Dプリンタの歴史
 1-2 3Dプリンタの国際標準,国内標準
 1-3 3Dプリンタの各種方式と特徴
  1-3-1 液槽光重合(光造形)
  1-3-2 結合剤噴射法
  1-3-3 粉末床溶融結合法
  1-3-4 材料噴射法(インクジェット法)
  1-3-5 シート積層法
  1-3-6 材料押し出し法(FDM)
  1-3-7 指向性エネルギー堆積法
 1-4 積層プロセス
  1-4-1 サポート材
  1-4-2 積層方向による特徴
  1-4-3 3Dネスティング

2.3Dプリンタの効能,課題と取り組み
 2-1 3Dプリンタの効能
 2-2 活用のための課題
 2-3 3Dデータフォーマット
  2-3-1 ボクセルベースデータフォーマットFAV
  2-3-2 ボクセルベースのモデリング
 2-4 3DデータフローとSW
 2-5 製造物責任
 2-6 3Dデータの類似度検索
 2-7 著作権とクリエイティブコモンズライセンス

3.最新の3Dプリンタの動向
 3-1 市場状況
 3-2 製造分野での活用
  3-2-1 大量生産における活用の現状
  3-2-2 鋳型(砂型)造形
  3-2-3 造形材料のリサイクル
  3-2-4 マスカストマイゼーション
 3-3 MultiJetFusion等の新しい造形方式
 3-4 メタマテリアル・複合材料の実現
 3-5 フルカラー化
 3-6 その他市場での活用(食品,建築,フルカラー)
 3-7 サプライチェーンの変革とオープンファブリケーション
 3-8 4Dへの展開
 


第2講 「金属3D積層造形における粉末材料の諸特性と実用例および金属粉末の産業応用

<柳谷先生 13:30~16:00>

1.金属3Dプリンタ概要
 1-1 PBF、DED、BJT、MEX について

2.金属粉末概要
 2-1 金属3Dプリンタに使用される金属粉末とその製法および特徴
 (ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、ディスクアトマイズ法、プラズマ回転電極法、プラズマ溶融法)

3.企業とのAM共同研究例

4.現在進行中のAM研究事例紹介

5.その他金属粉末の実用化例の紹介および大学・企業との合同展示の紹介等
 

スケジュール
10:00~12:30 第1講(途中休憩1回)
12:30~13:30 昼食休憩
13:30~16:00 第2講(途中休憩1回)
キーワード
3D,プリンター,金属,3次元,積層造形,金属粉末,装置,フルカラー,評価,セミナー
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