☆フォーミュラリー先駆け・聖マリアンナ医科大の先生と医薬マーケティングで活躍の先生が解説!
【習得できる知識】 「フォーミュラリーとは何か」という基本的な知識から、フォーミュラリーを作成・運用・更新していくための院内の手順、組織としての取り組み、DI薬剤師と臨床薬剤師による連携協力、新薬評価、後発医薬品の選定など、フォーミュラリーに関する具体的かつ先進的な知識を修得することができる。 【講演の趣旨】 病院におけるフォーミュラリーの導入は、ウエストミンスター病院(ロンドン)が始まりと されており、薬物治療の向上と医薬品コストの削減に役立つことが証明されている。聖マリアンナ医科大学病院は、薬事委員会の規程を改定し、2014年4月よりフォーミュラリーを導入し、現在10種類のフォーミュラリーを運用している。フォーミュラリーの目的のひとつは、医療費の抑制であるが、第一の目的はEBMの実践であり、処方に関する標準となる指針の提示である。日本においてもすでにいくつかの病院が院内フォーミュラリーを導入し、地域フォーミュラリーへの発展事例も散見されるようになってきた。 本セミナーでは、聖マリアンナ医科大学病院の取り組み事例を通じて、新薬評価、医薬品選択基準、薬事委員会の役割などからフォーミュラリーの作成と運用について学ぶことができる。フォーミュラリーに関心のあるすべての方にご参加いただきたい。
【プログラム】
1.フォーミュラリーとは
1-1 世界の薬剤費適正化施策
1-2 世界のフォーミュラリー
1-2-1 米国
1-2-2 英国
1-2-3 WHO
2.フォーミュラリーへの取り組み事例
2-1 フォーミュラリーの導入プロセス
2-1-1 後発医薬品の採用がある同種同効薬のリストアップ
2-1-2 適応症や投与量の比較
2-1-3 使用量の算出および経済効果の予測
2-1-4 後発医薬品への代替の検討
2-1-5 導入後の検証
2-1-6 継続的な見直し
2-2 ARB
2-3 PPI
3.薬剤の選択権はだれか
3-1 フォーミュラリー導入背景
3-2 薬事委員会の役割
3-3 フォーミュラリー小委員会の役割
3-4 DI薬剤師と臨床薬剤師の連携協力
4.薬剤選択基準
4-1 同種同効薬比較表の作成
4-2 後発医薬品の選定評価
4-3 新薬評価書の作成
4-3-1 医薬品概要
4-3-2 有用性に関する臨床的エビデンス
4-3-3 安全性とモニタリング項目
4-3-4 ガイドラインでの推奨
4-3-5 経済性 4-3-6 臨床上の必要性
5.フォーミュラリーの今後
【質疑応答・名刺交換】
【習得できる知識】 地域包括ケア、フォーミュラリーの今後の動向、 フォーミュラリー時代に向けた医薬品マーケティング 【趣旨・ポイント】 地域包括ケアシステムが2025年に本格的に始動されますが、それに向けて、医療機関が生き残るためにフォーミュラリーの活用ニーズが益々の高まってきます。政府も医療費削減のためにフォーミュラリーの活用を推進する動きがあります。規模の大きな病院は個々にフォーミュラリーを作成することかできます。チェーン病院ではグループ全体で、そして、地域では地域医療連携推進法人が中心となって「地域フォーミュラリー」を策定することが進むと考えられます。製薬会社は、このフォーミュラリーに自社の製品が採択されるような動きを開始しなければなりません。 本セッションでは、フォーミュラリー時代に向けた医薬品マーケティングに関して、私の知見をご紹介させていただきます。
【プログラム】
1.地域医療政策と病院の経営戦略の動向の動向
・地域医療政策の考え方
・地域医療政策に対応した医療機関の基本戦略
2.院内および地域フォーミュラリーの動向
・フォーミュラリーが注目される医療政策上の背景
・フォーミュラリーがジェネリックビジネスを変える
・地域フォーミュラリー策定に向けた取り組み
・院内フォーミュラリーから地域フォーミュラリーへの流れ
3.フォーミュラリーによる医療費削減効果
4.フォーミュラリーが医薬品マーケティングに与える影響
・製薬業界(先発品および後発品メーカー)に与える影響
・医薬品マーケティング(本社)に与える影響(フォーミュラリー対策PT等)
・医薬品マーケティング(支社・営業所・MR)に与える影響
・フォーミュラリー時代に向けたエリアマーケティング
【質疑応答・名刺交換】