CFRPを用いた製品開発を行う上では、求める形状・物性・信頼性を得るために、設計~材料選択~成形~二次加工に関わる知識が欠かせません。本セミナーでは基本的な考え方、事例考察を通じてこれらの知識を得て頂くことができます。
事前質問・リクエストも大歓迎です。ご受講の方は、ぜひ日頃のお悩みや知りたいポイントをお寄せください。
0.はじめに
・自己紹介
・講演の趣旨 皆さんの要望確認
1.CFRPの種類と機械的特性
・各種複合材料の機械的特性の比較
・CFRPの特徴と成形性・被削性など
・熱硬化と熱可塑の加工性の違いと注意点
・短繊維と長繊維の違い
・織物の種類とその特徴
・難削材である理由と加工上のポイント
2.CFRPの成形加工について(熱硬化と熱可塑、長繊維と短繊維に分けての解説)
・ハンドレイアップ、スプレイアップ成形
・プリプレグレイアップ・オートクレーブ成形方法
・ドライクロス積層・VaRTM(Vacuum assisted Resin Transfer Molding)成形方法
・ ホットプレス成形、シートスタンピング成形など
・SMC(Sheet Molding Compound)成形など
・テーププレースメント、フィラメントワインディング、プルトリュージョン成形など
・ハイブリッド成形 その他成形法
・成形用の金型(治工具)について
・脱型と離型(離型材料)について
多くのビデオを交えて紹介して行きます
3.切断・孔加工(2次加工法)と接合について(熱硬化と熱可塑の加工性の違いと注意点)
・切断とトリム加工
・孔加工 (ドリル加工、リーマ加工など)
・AWJ加工 (AWJの特徴、注意点,最近の動向など)
・レーザ,ブラスト加工など (研究中の特殊加工法と最近の動向)
・メカニカル締結手段であるファスニング技術とその種類
・接着技術 (Co-cure, Co-bondの違い),
・溶着(融接)技術(超音波接合、レーザ接合など)
・CFRPと金属との接合方法
・設計による部品一体化技術
・CFRPのリサイクルについて
4.CFRPを用いた新製品の開発
・新製品開発のためのヒントの提供
(熱硬化が適するか熱可塑が適するか)
・大学等の研究機関との共同研究の進め方などのアドバイス
・CFRPに関する金型実習の紹介
・SAMPEやCAMX2020等による世界の最新情報の紹介
5.全体まとめと質疑応答
・皆様からの事前質問事項の回答など