スマートフォンからXR/AR・車載・空間演出に至るまでの表示デバイスを対象に、単なる高精細化から、超高密度LEDoS/OLEDoS、さらには自由形状(フリーフォーム)へと軸足を移しつつある技術潮流を解説。

XR時代の表示デバイス材料・技術の ≪最新潮流≫【WEBセミナー】

アーカイブ配信付

セミナー概要
略称
表示デバイス材料【WEBセミナー】
セミナーNo.
st260709
開催日時
2026年07月17日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
山形大学 フレックス大学院 客員教授 Ph.D.(工学博士) 菰田 卓哉 氏

【専門】
電子工学全般、有機エレクトロニクス、ナノエレクトロニクス
兼任:大阪大学 特任教授
元パナソニック(株) 技監、IEEE終身会員、元(株)FLASK 代表取締役社長
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
特典
アーカイブ配信について
視聴期間:【8/4~8/18】を予定しております。
※アーカイブは原則として編集は行いません。
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
ディスプレイに関係する材料、部材、パネル製造、セットメーカの事業企画、開発企画、開発、製造、設計技術者や経営者、投資家、調査企業 など
習得できる知識
1.ディスプレイ技術・産業の最新市場動向
2. AI時代に要求されるディスプレイ技術概要
 ―有機EL(OLED)、液晶 (LCD)、発光ダイオード(LED)の
 それぞれの優位性や課題等のベンチマーキング
3. OLED、LED、μLEDのデバイス構造とその製造方法
4. デバイスの評価方法
5. 量子ドット(QD)技術とその現況と将来展望
6. ペロブスカイト量子ドット(PeQD)の最新技術動向
6. μLEDの実用化と実装技術動向
7. OLED材料、LED材料の基礎知識
8. OLED、μLEDディスプレイ等の期待される応用分野と今後の方向性
9. LCD(液晶)の新たな展開。LCDの今後。
 生き残るのか、消えていくのか?LCDの今後の課題と展望
10 .最新ディスプレイ事情―QLED,QD-OLED,新構造μLED等
11. AIやメタバースを見据えたOLED,μLEDディスプレイ技術とその将来展望
趣旨
 スマートフォンが社会インフラの基準となった昨今、小型ディスプレイに求められる性能も大きく変化している。一方、地上波放送が退潮傾向で配信視聴が特に若者の間でメジャーになりつつある。テレビはネット接続された配信視聴用として大型化が進み、小型テレビはスマホやタブレットでの視聴に移行しつつあるといっても過言ではない。そのため、スマートフォン用やタブレット用のディスプレイの、より高性能化が求められるようになってきた。また、リモート環境による在宅勤務等が長くなり、加えてAI技術の急速な進展により、画面の精細度や発色性等に対する、より現実に近いバーチャルな環境再現が求められてきている。技術的には、より大画面化、高度な画像表現、高精細、高色再現性、高速応答などが求められるようになってきた。それを実現する極めて中核的な重要な技術が、発光ダイオード(LED)や有機EL(OLED)をベースとしたディスプレイ技術である。目に優しい健康的なディスプレイへの要求が一層強くなるのは当然だが、より、現実感を得るためのディスプレイや装着を意識しないゴーグルに適したディスプレイ技術、3Dディスプレイの将来像等、検討すべき技術課題が多数ある。必然的に、有機エレクトロニクス技術や最近急発展を遂げてきているマイクロ(μ)LEDを用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。これらの観点から見ると、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。性能向上に大きく貢献する量子ドット(QD)の開発が進み実際に搭載される機器も登場している。さらに、新機能であるフレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイも、ボトルネックであった実装技術に急速に進展が見られ、従来のLED技術の延長線上ではない新たな構造のLED技術も提案され始めた。
 本講演では、成熟期を迎えた有機EL(OLED)の高度化と、本格的な商用化フェーズに突入したμLED、さらには次世代の旗手として期待されるペロブスカイト発光デバイス(PeLED)を中心に、表示デバイスの最新潮流を詳解する。 現在、市場は単なる高精細化から、XR(拡張現実)デバイス向けの超高密度LEDoS(LED on Silicon)やOLEDoS(OLED on Silicon)、車載・空間演出を支える自由形状(フリーフォーム)ディスプレイへと軸足を移しているが、QDによる色変換技術の進化や、プロセス・イノベーションがもたらす製造コスト低減の道筋についても解説を試みる。材料・装置・パネルメーカーの垂直統合型開発が不可欠となる中、持続可能な社会に資する超低消費電力技術と、五感を刺激する没入型体験の実現に向けた技術についても展望する。
プログラム

1.ディスプレイ市場の変遷と2026年の展望
 1.1 液晶・有機ELから次世代エミッシブ(自発光)デバイスへのパラダイムシフト
 1.2 フォームファクターの多様化:折りたたみ、巻き取りから伸縮(ストレッチ)へ
 1.3 デバイス別市場シェア予測と主要プレイヤーの戦略動向
 1.4 2026年におけるポストOLED技術動向

2.有機EL(OLED)技術の深化と新たな挑戦
 2.1 タンデム構造による高輝度化と長寿命化
 2.2 青色燐光・TADF材料の最新実用化状況
 2.3 中型パネル(IT用)への展開
 2.4 インクジェットプリント技術による大型パネル製造

3.マイクロLEDの技術革新と量産化の課題
 3.1 マストランスファー技術の進化:レーザー転写とスタンプ方式の比較
 3.2 微細チップにおける外部量子効率(EQE)低下の克服
 3.3 検査・修復(リペア)工程の自動化と歩留まり改善技術
 3.4 100インチ超大画面テレビとウェアラブル端末という二極化展開へ

4.XR・メタバースを牽引するマイクロディスプレイ
 4.1 LEDoS(LED on Silicon)とOLEDoS(OLED on Silicon)
 4.2 超高解像度化
 4.3 高輝度ARグラスを実現するフルカラー小型ディスプレイ

5.量子ドット(QD)材料による色純度革命
 5.1 QD-OLEDおよびQD-μLEDにおける色変換
 5.2 非カドミウム材料の性能向上と環境規制への対応
 5.3 電子注入型量子ドット(QLED)の現状とLED化への展望
 5.4 ペロブスカイト量子ドットによる超広色域(Rec.2020 90%超)の実現

6.次世代の旗手と目されるペロブスカイト発光デバイス(PeLED)
 6.1 ペロブスカイト材料の結晶構造制御と発光特性の向上
 6.2 青色PeLEDの安定性向上に向けた界面エンジニアリング
 6.3 低コスト溶液プロセスによる大量生産の可能性
 6.4 PeLEDの実用化のための耐久性課題と封止技術

7.空間コンピューティングと新たなディスプレイ
 7.1 自動車HMI(Human-Machine-Interface)におけるピラー・トゥ・ピラー表示の進化
 7.2 窓ガラスや鏡と一体化するスマートサーフェス技術
 7.3 医療・産業用途における超高精細ディスプレイ

8.将来展望
 8.1 日本の部材・装置産業が担うべき役割と国際競争力強化の鍵

□質疑応答□

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