2025年09月26日(金)
12:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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P&Gイノベーション(合)
研究開発部 リサーチフェロー 博士(医学) 宮本 久喜三 氏
《ご専門》
画像技術を用いた皮膚の臨床的評価及び診断方法開発、皮膚老化及び抗皮膚老化の研究
皮膚(主に顔面皮膚)の老化指標の標準化、皮膚医学、医薬部外品、
化粧審の効果効能法の確立
《ご略歴》
1991年 修士 神戸大学農学部 生化学専攻、発酵生産学科
2002年 医学博士 徳島大学医学部 内科皮膚科学専攻
1994年 P&Gイノベーション(合)入社 研究開発部 シニアサイエンティスト
2003年 P&G米国本社 マイアミバレー中央研究所 インターナショナルマネージャー
2007年 P&Gイノベーション(合)
研究開発部門 プリンシパルサイエンティスト(主任研究員)
2016年 P&Gイノベーション(合)
研究開発部門 リサーチフェロー(上席技術責任者)
《ご活動等》
米国 Society of Cosmetic Chemists Committee 参与会員
日本疫学学会会員
日本皮膚老化学会会員
日本化粧品時術者会 効果効能評価法委員会会員
非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
46,200円
(本体価格:42,000円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
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よくある質問
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【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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2)
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
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ください。
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無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
化粧品、特にスキンケア化粧品の製品開発及び効果、有用性を臨床的に評価する試験を計画、実施する業務に携わっている方。消費者ニーズからくる肌トラブルと皮膚機能の関連について学びたい、あるいはこれまで被験者を用いた試験の経験が少ない、あるいはこれから始めようという方。
化粧品、特にスキンケア製剤の開発において、消費者リサーチやインタビュー等から得られる主観的な情報を皮膚の機能と結び付け、客観的にに有用性評価を検証する測定方法を習得する。本講座では敏感肌という消費者ワードをテーマに紐解いていく。
化粧品、特に最近のスキンケア製品は多様化した消費者のニーズに応えるためにも様々な機能性が謳ってある。最近のスキンケア消費者の肌トラブルとして敏感肌がトレンドとなっている。敏感肌は幅広い感覚や皮膚の変化を含み、個々の症状は軽度であるが複合的な要因が合わさっていると考えられる。比較的若い消費者の肌悩みという特徴もあることから、消費者の言う敏感肌とは何かをよく理解することが先決である。また、時代によって変化する消費者のライフスタイルも把握することで、敏感肌の消費者定義をいくつかのカテゴリーに分解することができるようになってくる。その上で、これらの皮膚機能、要因について紐づけていくことで客観的に把握できるようになり、どのような手法を持って評価するべきかも明らかになってくる。特に敏感肌に対する有効性を実際の人の皮膚で検証しておくことは自身の製品の効果を保証するためにも、消費者の便益においても重要である。以上から、本セミナーは敏感肌スキンケア開発、及び評価方法に興味のある方、また消費者ニーズをどのように客観的に理解して、皮膚機能と効果効能評価法を確立していく手法について理解を深めたい方を対象にした講座である。
1.はじめに
2.敏感肌とは何か ~消費者の観点から見た敏感肌~
2-1 敏感肌の特徴 – センサリー(年代別、季節別等)
2-2 敏感肌の分類
2-3 敏感肌と感じる消費者のライフスタイル、タイミング
2-4 皮膚の構造とスキンケア製品塗布効果の関係
3.敏感肌とは何か ~皮膚科学の観点から見た敏感肌~
3-1 皮膚保湿機能
3-2 皮膚バリア機能
3-3 皮膚皮脂分泌機能、にきび
3-4 皮膚末梢神経
4.敏感肌と日内・日間皮膚状態の変化(肌揺らぎ)の関連
~ 敏感肌皮膚フィールドリサーチの一例の紹介~
4-1 若年層における日内及び日間皮膚状態の変化を定量的に調査した試験デザイン
4-2 日内、日間で起こる皮膚変化 - 視覚的及び角質水分量・バリア機能
4-3 日内、日間で起こる皮膚変化 - 被験者のライフスタイルと敏感肌の関連
5.敏感肌の測定、効果効能評価方法について
5-1 全体計画
5-1-1 データの使用目的に応じた試験デザイン、試験計画書
5-1-2 目的とするスキンケア効果を立証するための測定方法
5-1-3 被験者の選択
5-1-4 試験期間
5-2 試験機関、測定環境
5-2-1 測定室の環境設定(温度、湿度、照明)
5-2-2 試験機関の選択(社内で行うか、外部機関に委託するか)
5-2-3 その他測定環境で整えておくべき注意点
6.敏感肌を評価するための皮膚測定方法
6-1 視覚的皮膚画像解析方法
6-1-1 皮膚の色味に関する測定:皮膚色/くすみ/ニキビ等
6-1-2 皮膚の表面形状に関する測定:キメ/毛穴/シワ(小じわ)(2D/3D測定)
6-2 物理特性測定方法
6-2-1 角質水分量
6-2-2 バリア機能(表皮水分蒸散量)
6-2-3 皮脂分泌量
6-2-4 皮膚弾力量
6-3 官能性評価方法
6-3-1 アンケート・質問状による評価方法
6-3-2 敏感肌の特徴を理解した上での官能性評価方法
6-4 被験者の選択
6-4-1 目的とする有用性を立証するための被験者選択基準、適切なn数
6-4-2 その他気を付けておくべきこと(同意書、個人情報データ等)
6-5 バラつきを抑えた測定方法のコツ(測定再現性、測定者の測定精度、等)
7.敏感肌評価試験の実施
7-1 上記試験計画書に則った試験実施の確認
7-2 試験データの解析、まとめ方
7-3 その他
8.総括、今後の展望について
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