・タンパク質のフォールディング反応過程の理論的予測法や、
 タンパク質の安定性・可溶性を向上させる手法等についても概説致します!

バイオ医薬品開発効率化のためのタンパク質の合理的デザイン法とそのノウハウ【LIVE配信】
☆タンパク質設計の成功率を高めるために注意すべき点とは?

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

【アーカイブ配信:10/20~10/29(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
タンパク設計【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2025年10月17日(金) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 教授 新井 宗仁 氏

《学位》 博士(理学)
《専門》 タンパク質工学、生物物理学
《略歴》
1994年 東京大学 理学部 物理学科 卒業
1996年 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 修士課程 修了(桑島邦博教授)
1998年 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程 中退(桑島邦博教授)
1998年 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 助手
2000年 博士(理学)(東京大学)取得
2002年 (独)産業技術総合研究所 蛋白質デザイン研究グループ 研究員
2007年 米国スクリプス研究所 博士研究員(兼務)(Peter E. Wright教授、~2009年)
2009年 (独)産業技術総合研究所 蛋白質デザイン研究グループ長
2010年 東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 准教授
2011年 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 准教授(兼担)
2011年 JSTさきがけ兼任研究者(「藻類バイオエネルギー」研究領域、~2015年)
2016年 東京大学 大学院総合文化研究科 研究科長補佐
2017年 東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 教授 現在に至る
2017年 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 教授(兼担) 現在に至る
2019年 東京大学 大学院総合文化研究科 研究科長特任補佐(~2020年)
2025年 東京大学 総長補佐 現在に至る

《活動等》
日本生物物理学会 理事(2015~2016年、2025年~)
Biophysics and Physicobiology, Editorial Board(2020~2021年、2024年~)
Frontiers in Microbiology, Associate Editor(2022年~)
Journal of Biochemistry, Associate Editor(2010~2013年)
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付

・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
  ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
  ZOOM WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。

・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
 一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
 LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたしますので開催1週間前の午前中までにお申し込み下さい。
 ご自宅への送付を希望の方は、お申込み時にコメント欄にご住所などをご記入ください。

・セミナーでのご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
 個別(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
・タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの
複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

【アーカイブ配信:10/20~10/29(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。
講座の内容
習得できる知識
〇 医薬品開発に使えるタンパク質デザイン用の深層学習ツールとは
〇 医薬品開発に使えるタンパク質デザイン用の物理学ベースのツールとは
〇 深層学習ツールではまだ困難なタンパク質デザインはどのように行えばよいのか
〇 タンパク質設計の成功率を高めるために注意すべき点は何か
〇 タンパク質のフォールディング反応を予測できるツールは何か
〇 タンパク質を安定化させる方法とは
〇 タンパク質の凝集を回避する方法とは
趣旨
 2024年のノーベル化学賞に象徴されるように、近年、AIなどを用いたタンパク質の理論的設計に関する発展がめざましく、バイオ医薬品開発に革命を起こしつつある。
 そこで本講座では、バイオ医薬品開発を効率化させるためのタンパク質デザイン法について概説する。特に、Rosettaなどの物理学ベースのツールや、RFdiffusion、ProteinMPNN、AlphaFold2などの深層学習ツールの使い方を概説し、設計の成功率を高めるためのノウハウなども紹介する。
 さらに、タンパク質のフォールディング反応過程の理論的予測法や、タンパク質の安定性・可溶性を向上させる手法等についても概説する。
プログラム

 1. タンパク質の基礎
  1-1, イントロダクション
  1-2. アミノ酸
  1-3. タンパク質のフォールディングとダイナミクス
  1-4. タンパク質に働く相互作用

 2. タンパク質の立体構造予測
  2-1. タンパク質の構造分類
  2-2. AlphaFold 2
  2-3. 予測精度の指標
  2-4. AlphaFold 2を使いこなすためのノウハウ
  2-5. AlphaFold 3
  2-6. AlphaFold 2と3に類似した予測法
  2-7. タンパク質の構造多型の予測法

 3. タンパク質デザインの基礎
  3-1. タンパク質デザインの目的
  3-2. タンパク質における変異ロバストネスと進化可能性
  3-3. タンパク質の経験的設計
  3-4. タンパク質の合理的設計

 4. 物理学ベースのタンパク質デザイン法
  4-1. 分子動力学シミュレーション
  4-2. タンパク質設計用ソフトウェアRosetta
  4-3. ヘリックス形成能予測ソフトウェアAGADIR

 5. 深層学習ベースのタンパク質デザイン法
  5-1. 構造生成用ソフトウェアRFdiffusion 
  5-2. 配列設計用ソフトウェアProteinMPNN 
  5-3. RFdiffusionとProteinMPNNを用いた設計例
  5-4. 小型抗体(scFv, VHH)の合理的設計
  5-5. 環状ペプチドの合理的設計
  5-6. リガンド結合構造生成用ソフトウェアRFdiffusion All-Atom
  5-7. リガンド結合配列設計用ソフトウェアLigandMPNN
  5-8. RFdiffusion All-AtomとLigandMPNNを用いた設計例
  5-9. 各ソフトウェア使用時の注意点
  5-10. デザインの評価方法

 6. タンパク質のフォールディング反応予測
  6-1. タンパク質のフォールディング反応機構
  6-2. 統計力学理論WSMEモデル
  6-3. 改良型統計力学理論WSME-Lモデル

 7. タンパク質の安定性と凝集
  7-1. タンパク質の変性と安定性
  7-2. 細胞内でのタンパク質凝集とアミロイド形成
  7-3. 分子シャペロン
  7-4. タンパク質の凝集に関わる相互作用
  7-5. タンパク質を安定化させる溶媒条件
  7-6. タンパク質を可溶化させる溶媒条件
  7-7. アミノ酸置換によるタンパク質の安定化・可溶化
  7-8. ジスルフィド結合形成を伴うリフォールディングの方法

 【質疑応答】
 

キーワード
バイオ医薬品,ペプチド,再生医療,WEB,研修,セミナー,講習会
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