ガイドラインだけではわからない、具体的なプロセスバリデーションの実施方法とは?
統計手法についても、サンプルサイズの計算方法、サンプルサイズの根拠の必要性も含めて手法を解説します!

医療機器プロセスバリデーションの進め方と統計的手法・サンプルサイズ【LIVE配信】
~ISO 13485:2016の要求事項をふまえた~

【アーカイブ配信:11/25~12/3(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

セミナー概要
略称
機器プロバリ【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2025年11月20日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
元ミックインターナショナル(株) 髙田 覚 氏

《ご専門》医療工学、統計学
《ご略歴》
 1970年3月 京都大学理学部卒
 1970年4月 (株)カネカ 入社
 1983年 ~ 中央研究所にてコレステロール吸着システムの開発に参画
        国内臨床評試験担当後、FDA PMA取得に参加、統計解析を担当
        ・その後3つの医療器の国内臨床試験や欧州申請を担当
        ・この間、日科技連の臨床統計セミナー(年2回コース)に参加
 2001年~ (株) カネカ 薬事・品質保証グリープリーダー(総括管理責任者)
 2008年~ (株) カネカファーマベトナム (品質保証担当)
        工場の ISO 13485 認証取得主導
 2011年~2021年 ミックインターナショナル(株)
        シニア・コンサルタント、医療統計専門家 として、
        国内申請、FDA申請、品質管理システム
         (プロセスバリデーションを含む)指導を行う
《ご活動等》
 主として品質管理の統計学に関するセミナー、執筆活動中、
 著書:  
「ISO 13485:2016が求める医療機器の
    設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定」
    (株)R&D支援センター(2022.8.31)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付【PDFにて配布いたします】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントを
  ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
  ついてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
  10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
  ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【アーカイブ配信:11/25~12/3(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。
講座の内容
趣旨
 本セミナーはISO 13485:2016および改正QMS省令対応に必須の要求事項である医療機器のプロセスバリデーションについて、単なる知識ではなく、具体的な実施方法・統計的手法の選択及びそのサンプルサイズの計算方法について足が地に着いた理解をめざす。
 プロセスバリデーションとは、「製造及びサービス提供の過程で結果として生じるアウトプットが,それ以降の監視又は測定で検証することが不可能であるか検証を実施しない場合、組織はそのようなすべての製造及びサービス提供のプロセスについてバリデーションを行わなければならない。」とされている。しかし、具体的に何をどう実施すればよいかについてはISO 13485:2016の文言からは直接には読み取れない。
 対訳ISO 13485:2016 の”shall”が、要求事項であることがわかりにくい日本語表現になってしまっているが、英語の "shall" は要求事項を示している。本セミナーではISO 13485:2016のプロセスのバリデーションに関する要求事項(”shall”) にもとづいて、プロセスバリデーションで立証すべきターゲットを明らかにする。
 その上で、ありがちな誤解や勝手な解釈を防ぐためにISO/TC210委員会自らが作成した「ISO 13485:2016 の実践ガイド ~ISO/TC210からのアドバイス~」に書かれた手順や統計的手法に関するアドバイスを紹介する。しかし、これらの具体的手順・統計的手法は全て「プロセスバリデーションのGHTFガイダンス」に書かれている内容の抜粋であり、しかもこのGHTFガイダンスそのものもこの実践ガイドの唯一の引用文書であることから、医療機器のプロセスバリデーションはこのGHTFガイダンスに沿って実施するのことを実践ガイドがアドバイスしている。しかもGHTFガイダンスにはプロセスバリデーションに適した21の統計的手法・ツールが示されている。
 本セミナーではISO 13485:2016の6つの要求事項(”shall”)から出発し、ISO/TC210委員会が作成した実践ガイドのアドバイスおよびその実践ガイドが推奨するプロセスバリデーションのGHTFガイダンスの内容に基づいて、実施手順と3つの適格性確認(IQ, OQ, PQ)それぞれの目的と、その目的に合致する統計的手法の選択(つまり21の手法のどの手法が適しているか)について説明する。サンプルサイズ計算は、実践ガイドが指摘するように統計的手法それぞれに算出方法が決まっており、根拠となるリスク分析にもとづいたサンプルサイズ計算が求められる。
 なお、この統計的手法選択に関する説明の前に、その理解に必須の統計学の基礎知識をわかりやすく説明した上で、21の手法の理解のための基本となる3つの統計的手法について、統計的手法とサンプルサイズ計算をExcel関数も利用して計算例を示す。
プログラム

 1.ISO 13485:2016のプロセスバリデーションに対する要求事項(shall)
    ~ISO/TC210の「ISO 13485:2016実践ガイド」や米国QSRを踏まえて~
  1.1 プロセスバリデーションに対するISO 13485:2016の要求事項(shall)
  1.2 具体的な手順・統計的手法に対する
    「ISO 13485:2016実践ガイド」のアドバイス(≒GHTFガイダンス)
   (1) プロセスバリデーションを適用すべきプロセスとは?
   (2) プロセスバリデーションに適した21の統計的手法・ツール
 2.GHTFガイダンスに沿ったプロセスバリデーションの進め方・方法
  2.1 準備; バリデーション実施体制とマスタープランの決定
  2.2 それぞれの適格性試験の立証項目とポイント
   (1) IQはプロセスに使用する製造機器の全数検査
   (2) OQ はプロセスバリデーションの主役
     OQで立証すべき内容の理解に必要な 5つのキーワード
   (3) PQ 製造プロセス全体の工程能力評価
  2.3 製造移管と再バリデーション
 3. プロセスバリデーションの統計的手法理解に必須の統計学基礎知識とExcel関数
  3.1 サンプルサイズの根拠とリスク分析
  3.2 GHTFガイダンス記載の21の統計的手法・ツール
   ・IQ, OQ PQそれぞれの目的に適した手法
   ・プロセスバリデーションの要求事項立証のための統計的手法
   ・製造移管後の品質管理手法
  3.3 統計学入門とプロセスバリデーション関連の
      基本的な3つの統計的手法とそのサンプルサイズ
   3.3.0統計学入門 5つの確率密度関数 と二項分布
   3.3.1 区間推定   平均値の区間推定と分散の推定
   3.3.2 実験計画法と品質工学手法 
   3.3.3 ロット不良率推定     ISO 16269-6の手法
 4.リスクレベルとサンプルサイズの関係、サンプルサイズの減少方法の是非
  4.1 信頼性試験における リスクレベルとサンプルサイズ(ISO 16269-6)
  4.2 サンプルサイズを減少させるには? その是非
                     【質疑応答】

キーワード
医療,機器,プロセス,バリデーション,サンプルサイズ,統計,Web,研修,講習,セミナー
関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索