再現可能な触感の幅が広がり、開発・実用化が進展している空中ハプティクス技術。
その開発・活用に向けて、知覚の特性や皮膚の情報処理から、同技術の基本原理、表現可能な触感、デバイスが満たすべき要件・開発の現状、応用展開、実用化の現状、課題、将来展望などを詳しく解説します。

空中ハプティクスの原理・最新動向および応用展開【WEBセミナー】
~知覚の特性や皮膚の情報処理から丁寧に解説~
~同技術で何ができるか・将来何ができそうか。最新動向と可能性~

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セミナー概要
略称
空中ハプティクス【WEBセミナー】
セミナーNo.
st220307
開催日時
2022年03月15日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 44,000円、3名の場合 66,000円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
※資料付:電子媒体(PDFデータ/印刷可)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
空中ハプティクスの活用を考えるエンジニア、将来的な利用を検討する企業の研究者、基礎研究として触覚に興味をもつ研究者に役立つと考えます。空中ハプティクスについての予備知識があればより深く理解できると思いますが、特に予備知識がなくても理解できるように説明します。理工学における標準的知識(周波数、線形性、行列の計算など)については既知のものとして使用します。それらの知識があると理解はより正確になりますが、なくても全体は理解できると思います。
習得できる知識
空中ハプティクスで何ができるのか、将来何ができそうなのか、について最新の知見が得られます。
触覚の知覚特性について、他のハプティクス分野でも活用できる知識が得られます。
趣旨
 近年実用化が進展しつつある空中超音波触覚提示技術について、その物理的な基本原理から表現可能な触感、アプリケーションまでを解説します。本技術は特に近年の進展が大きく、再現される触感の幅は大きく広がっています。超音波で触覚を再現するためにデバイスが満たすべき要件、センシングと計算アルゴリズムの概要、基礎となる皮膚知覚の特性、触感レンダリングの具体的方法、などについて最新の知見を紹介します。また、実用化の現状や将来の可能性についても考察します。
 空中ハプティクスの可能性を考えるためには、触覚の特性を正しく理解する必要があります。そのため、体性感覚としての知覚の特性から皮膚の情報処理までを丁寧に説明する予定です。この知見は、接触型のハプティクスデバイスにおいても役に立ちます。
プログラム

1.はじめに
 1.1 超音波による触覚提示の起源とこれまでの進展
 1.2 音響放射圧を用いる触覚提示の原理的制約
 1.3 最近の進展の概要
 
2.空中ハプティクスを活用するために知っておくべき触覚の特性
 2.1 人間の皮膚の構造と基本特性
 2.2 皮膚の情報処理:接触の情報はどのように知覚されているのか
 2.3 体性感覚の基本特性
 
3.空中ハプティクスのデバイスとシステム
 3.1 デバイスの基本要件
 3.2 デバイス開発の現状
 3.3 波面制御の時間的制約
 3.4 音圧の飽和
 
4.計算アルゴリズム
 4.1 計算アルゴリズムの概要
 4.2 複数の方式の比較
 4.3 現在の課題と今後の見込み
 
5.触感レンダリング
 5.1 空中超音波によってどこまで触感が再現できるのか?
 5.2 LateralModulation と AmplitudeModulation
 5.3 触感再現の基本要素
 5.4 触感レンダリングの実際
 
6.空中ハプティクスの応用
 6.1 応用分野の概要
 6.2 実用化の現状
 6.3 将来の展望と課題

 □質疑応答□

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