制御のためのシステム同定~アドバンスト編~【WEBセミナー】

セミナー概要
略称
システム同定(アドバンスト編)【WEBセミナー】
セミナーNo.
tr260202
開催日時
2026年02月10日(火) 10:00~17:00
主催
(株)トリケップス
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
慶應義塾大学 名誉教授(工学博士) 足立 修一 氏 

<経歴>  
1981年 慶應義塾大学 工学部 電気工学科卒業
1986年 慶應義塾大学大学院 工学研究科 博士課程 電気工学専攻修了(工学博士)
1986年 株式会社東芝入社 総合研究所 勤務
1990年 宇都宮大学 工学部 電気電子工学科 助教授
1993年 ~1996年 科学技術庁 航空宇宙技術研究所(現JAXA)客員研究官 兼務
2002年 宇都宮大学 工学部 電気電子工学科 教授
2003年 ~2004年 ケンブリッジ大学 工学部(制御グループ) 客員研究員(Gonville and Caius College)
2006年 慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 教授
2023年 慶應義塾大学 名誉教授

<研究テーマ>
1 システム同定理論と時系列解析…連続時間システム同定法 / プロセス制御のための実用的なシステム
  同定理論 / 時系列解析
2 非線形・非ガウシアン最適フィルタリング理論(状態推定問題)…Unscented Kalman filter (UKF) 
  / カルマンフィルタ理論の実用化検討
3 制御系設計理論…モデル予測制御(Model Predictive Control) / ロバスト制御

<主な著書>
 「続々 制御工学のこころ~確率システム編~」(2025)、「続 制御のこころ~モデルベースト制御編」(2023)、「制御工学のこころ~古典制御編」(2021)、「制御工学の基礎」(2016)、「バッテリマネジメント工学~電池の仕組みから状態推定まで~」(2015)、「カルマンフィルタの基礎」(2012)、「システム同定の基礎」(2009)、「電気自動車の制御システム~電池,モータ,エコ技術~」(2009)など…以上、東京電機大学出版局。
 「信号・システム理論の基礎~フーリエ解析,ラプラス変換,z変換を系統的に学ぶ~」(2014)など…コロナ社
価格
非会員: 53,900円(税込)
会員: 53,900円(税込)
学生: 53,900円(税込)
価格関連備考
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)

※4名以上お申し込みの場合は、ご連絡ください。

※テキストとして、「システム同定の基礎」(東京電機大学出版局/2970円(税込))を使用します。ご希望の方は、コメント欄に「テキスト希望」とご記入下さい。受講料、テキスト代(実費)を合わせて請求させていただきます。
備考
★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

★インターネット経由でのライブ中継のため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影、スクリーンキャプチャ等は固くお断りいたします。
講座の内容
趣旨
 本セミナーでは,システム同定の基礎をある程度理解されている方を対象に,より進んだ内容のシステム同定理論を解説します。
 まず,システム同定の基礎を復習します。相関解析法,スペクトル解析法などのノンパラメトリックモデル同定法を述べ,引き続いて最小二乗法と予測誤差法などのパラメトリックモデル同定法を解説します。そして,さまざまなシステム同定法の比較を行います。次に,状態空間モデルを用いた同定法である特異値分解法と部分空間法を解説します。状態空間モデルはカルマンフィルタやモデル予測制御と密接に関係しています。つづいて,実問題でしばしば遭遇する閉ループシステム同定法について,直接法と間接法を紹介します。さらに,非線形システム同定法について簡単に説明します。最後に,システム同定のシナリオをまとめます。
 なお、参考書として、「続々 制御工学のこころ~確率システム編~」(足立修一 著、東京電機大学出版局/3850円(税込))があると、より理解が深まります。
プログラム

 1 はじめに…システム同定の手順

 2 システム同定用モデル
  2.1 式誤差モデルと出力誤差モデル
  2.2 状態空間モデル

 3 ノンパラメトリックモデル同定法(相関解析法とスペクトル解析法)

 4 パラメトリックモデル同定法(伝達関数モデル)
  4.1 最小二乗法と予測誤差法
  4.2 逐次同定法
  4.3 モデル構造の決定とモデル妥当性の評価
  4.4 高次ARXモデルを用いた同定とサンプリング周期の選定法

 5 パラメトリックモデル同定法(状態空間モデル)
  5.1 特異値分解法
  5.2 部分空間法

 6 閉ループシステム同定法

 7 非線形システム同定法の入り口

 8 システム同定のシナリオ
 

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