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医療現場で求められる止血剤と臨床での効果、機能、商品化のポイントを解説!

止血剤の医療現場ニーズと製品開発のポイント

セミナー概要

略称
止血剤
セミナーNo.
開催日時
2019年10月30日(水)10:00~16:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
すみだ産業会館 9F 第2会議室
講師
【第1部】日本大学病院 外来医長 助教 萩原 謙 氏
《専門》
上部消化管外科、腹腔鏡外科
《学協会》
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器病学会指導医・専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん認定医機構がん治療認定医
Society of American Gastrointestinal Endoscopic Surgeons(SAGES)
International active member

【第2部】東京大学 大学院医学系研究科 疾患生命工学センター 准教授 伊藤 大知 氏
《専門》
医用化学工学、バイオマテリアル
《略歴》
1996年3月 東京大学工学部化学システム工学科卒業
1998年3月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻修士課程修了
1998年4月-2001年3月 東レ(株) 
2002年4月 日本学術振興会・特別研究員DC1
2004年9月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻博士課程修了
2004年10月- 2006年8月 米国マサチューセッツ工科大学化学工学科・ 博士研究員
2006年9月 東京大学大学院工学系研究科・助手
2007年4月 東京工業大学資源化学研究所・助教
2009年2月 東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター・准教授
2009年4月 東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻・准教授(兼担)
      東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング工学専攻・准教授(兼担)
《学協会》
化学工学会、膜学会、生物工学会、バイオマテリアル学会、再生医療学会

【第3部】公益財団法人 結核予防会 新山手病院 臨床医用工学研究室 室長 小山 義之 氏
《専門》
医用高分子科学、免疫治療学
《所属(兼務)》
大阪府立大学 客員研究員
東京医科大学 客員研究員
《学会関連》
遺伝子・デリバリー研究会 役員(創設者)
《主な研究課題》 
結核菌抗原遺伝子を用いた抗腫瘍DNAワクチン、エクソソーム製剤
新規医用高分子材料の開発

価格
非会員: 55,000円(税込)
会員: 49,500円(税込)
学生: 11,000円(税込)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

※2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず消費税が10%になります。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付

講座の内容

プログラム
【第1部】 消化器外科における止血剤の医療現場ニーズと製品開発のポイント

《趣旨》
 消化器外科手術において、出血のコントロールは手術の成否に関わる重要な因子であり、様々な止血法や止血剤が用いられている。さらに近年では消化器外科領域において腹腔鏡下手術やロボット支援下手術が普及し、高難度の手術においても保険収載され実臨床で行われている。操作制限のこれらの手術では、とくに簡便で止血効果の優れた止血材の開発が望まれる。消化器外科、とくに腹腔鏡下手術における手術の理解を深め、臨床医の視点から止血材の使い分けと問題点について提示し、製品開発の一助になれば幸いである。

【プログラム】
1.消化器外科、腹腔鏡下手術の基礎知識
2.現行の止血剤および止血技法とその問題点
3.腹腔鏡下手術における止血剤の使用
4.今後求められる止血剤
5.腹腔鏡下手術における製品開発のポイント


【第2部】内視鏡手術に有望な止血材の材料と止血効果評価のポイント

《趣旨》
 外科用止血材(剤)の開発には、材料・プロセッシング・医学に渡る学際的な知識が必要である。また内視鏡手術下では投与のために、材料を長く細い内視鏡鉗子口を通過させる必要があり、投与方法に工夫が必要である。基礎的な知識から、近年の新しい手法や開発材料に渡って解説を行う。

【プログラム】
イントロダクション 外科領域での止血材の重要性
1.止血材の材形と投与方法・アプリケーター
 1.1 フィルム
 1.2 ダブルシリンジ
 1.3 アトマイザー
 1.4 粉体投与
2.生理的な凝固止血プロセスの概要
 2.1 血小板凝集
 2.2 凝固系の作用
 2.3 炎症系とのクロストーク
 2.4 線溶系の作用
3.既存の止血材、あるいは開発中の止血材
 3.1 フィブリン糊
 3.2 フィルム状止血材
 3.3 粉末状止血材
 3.4 ゲル状止血材
 3.5 人工血小板
4.止血材の物性評価
 4.1 ゲル化速度・分解速度
 4.2 ヤング率・破断強度
 4.3 接着試験,バースト試験
5.止血効果の評価方法 ex vivo
 5.1 血小板凝集試験
 5.2 新鮮凍結血漿(FFP)凝固試験
 5.3 全血凝固試験
6.止血効果の評価方法 in vivo
 6.1 尾切断出血モデル
 6.2 大腿動脈離断モデル
 6.3 脾臓裂傷モデル
 6.4 肝臓穿刺モデル


【第3部】生体組織接着性材料の開発および 止血材・癒着防止材への応用・商品化のポイント

《趣旨》
安全な合成高分子材料を特殊な方法で混合し、生体組織に強く接着し、さらに生体内で可溶化して局所から消失する「生体組織接着性高分子複合体」を開発した。得られた高分子複合体は、傷口に当てると血液、体液を吸収して柔らかい水和ゲルを形成し、創面に強く接着して効率よく止血するとともに、痛みを軽減し、また、治癒を促進した。現在、組織接着性止血材として商品化し、歯科用を中心に販売を行っている。
本講演では開発の背景、理論について解説するとともに、止血材、癒着防止材としての機能、臨床での効果を紹介し、組織接着性材料の市場ニーズ、商品化のポイントとともにお話する。

【プログラム】
1. 生体組織接着性材料
 1.1 組織接着性材料の現状と問題点
 1.2 合成組織接着性高分子;ポリアクリル酸(PAA)
 1.3 PAAとポリビニルピロリドン(PVP)の水素結合ゲル
 1.4 組織接着性PAA/PVPゲルの開発 
2. 生分解性
 2.1 一般の生分解性材料
 2.2 PAA/PVPゲルの生体内での可溶化 
3. PAA/PVPゲルの止血材への応用
 3.1 止血材に必要な性能
 3.2 PAA/PVPゲルの止血効果 
 3.3 PAA/PVP止血材の痛み軽減効果
 3.4 PAA/PVP止血材の痛み治癒促進効果

4. PAA/PVPゲル止血材の商品化
 4.1組織接着性止血材の市場ニーズ
 4.2 PAA/PVPゲルを用いた止血材の臨床研究
 4.3 PAA/PVPゲル止血材の商品化
5. PAA/PVPゲルの今後の展開
 5.1. PAA/PVPゲルの癒着防止材への応用
  5.1.1 癒着防止材に必要な性能
  5.1.2 PAA/PVPゲルの癒着防止効果
 5.2 PAA/PVPゲルの注射投与と生体内での膨潤挙動
  5.2.1注射投与が可能な水素結合ゲル
  5.2.2 PAA/PVPゲルの生体内膨潤挙動  
  5.2.3 PAA/PVPゲル注射剤の応用
 5.3 PAA/PVPゲルの化粧用品への応用
 
スケジュール
10:00~11:30 第1部
11:30~12:15 昼食
12:15~13:45 第2部
14:00~16:00 第3部
キーワード
止血剤、腹腔鏡下手術、内視鏡手術、止血材料、セミナー、講習会

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