ー各パラメータの意味とデータの読み方、併用薬による毒性発現機作とは?ー
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≪1日目≫ 1月27日 13:00~16:30
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1.薬物体内動態
1)薬物の生体膜通過
1-1 単純拡散
1-2 能動輸送
1-3 促進拡散
1-4 膜動輸送
2)吸収
2-1 小腸
2-2 リンパ管系
2-3 口腔、その他
2-4 影響因子
2-5 Caco2及び iPS細胞由来小腸上皮細胞
3)分布
3-1 薬物分布に影響を与える因子
3-2 脳への薬物の移行
4)代謝
4-1 代表的な薬物代謝酵素
4-2 薬物代謝酵素の変動要因
4-3 遺伝的素因
5)排泄
5-1 腎排泄
5-2 胆汁中排泄
5-3 腸管循環
6)薬物相互作用
6-1 代謝過程
6-2 排泄過程
6-3 薬力学的(薬理学的)作用
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≪2日目≫ 1月28日 10:30~16:30
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2.薬物動態解析
1)1-コンパーメントモデル
1-1 静脈内投与モデル
・体内の薬物の消失速度、消失速度定数
・血中薬物濃度式と半減期、分布容積、全身クリアランス、AUC
・簡単な数学と演習問題
1-2 経口投与モデル
・血中薬物濃度式
・吸収速度定数と消失速度定数
・CmaxとTmax
1-3 クリアランス
・組織クリアランスと固有クリアランス
・肝クリアランス、腎クリアランス、初回通過効果
1-4 バイオアベイラビリティ
・絶対バイオアベイラビリティと相対バイオアベイラビリティ
・量的バイオアベイラビリティと速度的バイオアベイラビリティ
・生物学的同等性
1-5 2-コンパートメントモデル
1-6 非線形速度論
1-7 線形と非線形速度論のまとめ
1-8 生理学的モデル
1-9 線形1-コンパートメントモデルでの点滴静注
1-10 線形1-コンパートメントモデルでの繰り返し投与
1-11 モーメント解析
1-12 母集団薬物速度論
1-13 薬物動態変動(疾病、妊娠、加齢、生活環境など)
1-14 TDM (therapeutic drug monitoring)
1-15 PK/PD解析
3.新薬開発におけるタンパク結合の評価
・血漿中の主な結合タンパク質
・タンパク結合の変動要因
・承認薬のタンパク結合率の推移
・ドラッグデザインにおけるタンパク結合
・臨床におけるタンパク結合の影響
(オピオイド鎮痛薬:モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルを例に)
4.薬物の代謝的活性化、相互作用に起因した毒性発現
4-1 肝毒性
・中毒性肝障害
・アレルギー性肝障害
4-2 ホスホリピドーシス(リン脂質症)
4-3 アセトアミノフェン
・肝毒性発現のメカニズム
・アセトアミノフェン中毒の解毒
4-4 ソリブジン
・代謝酵素の特性
・薬物の相互作用に起因した毒性発現
4-5 ワルファリン
・代謝酵素の遺伝的多型
・薬物の相互作用に起因した毒性発現
4-6 リファマイシン
・黄疸発現のメカニズム
・併用毒性