医療機器ソフトウェア設計開発に必要なIEC 62304 要求事項と関連規格 / 各国規制の解説【LIVE配信】
IEC 62304 の要求事項、前提となる2つの国際規格 (ISO 13485、ISO 14971)について実例を交えて解説

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セミナー概要
略称
医療機器ソフトウェア【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2024年07月04日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
KYC 代表 シニアコンサルタント 山田 克二 氏

【ご専門】
高信頼性ソフトウェア開発、医療機器ソフトウェア、ソフトウェア工学、プロセス構築/改善、プロジェクトマネジメント全般

【略歴】
1984年4月 株式会社シーイーシー 入社
特に高い信頼性が要求されるソフトウェア/システムの開発に従事。
また、プロジェクトマネージャとして、トラブルプロジェクトの立て直しを含む各種プロジェクトの陣頭指揮を執る。
プロジェクトマネジメントでの経験に基づき、トラブルを未然に防ぐという観点からソフトウェア開発プロセスの構築/改善のコンサルティングに従事。
2021年7月 株式会社シーイーシー 退社 (定年退職)
2021年8月 株式会社シーイーシーカスタマサービス 入社
2022年7月 KYC設立、代表に就任
2022年9月 株式会社シーイーシーカスタマサービス 退社
現在に至る

【活動等】
日本科学技術連盟(日科技連)ソフトウェア品質管理研究会分科会 リーダー
(第12年度~第14年度)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
講座の内容
受講対象・レベル
IEC 62304ならびに関連規格 (ISO 13485 / ISO 14972) に適合した開発プロセスに則って医療機器ソフトウェアを含む医療機器の開発に従事する技術者ならびに監督的立場にある方々
必要な予備知識
各規格の要求事項やその背景については、当講習会で解説しますので、特に前提知識は必要ありません。一般的な(できれば信頼性が要求される)ソフトウェアならびに製品の開発に携わっていた方を想定しております。
習得できる知識
□ IEC 62304 の要求事項とその背景にある考え方
□ 関連規格、特に品質マネジメントシステムやリスクマネジメントとの関係
□ 実際の医療機器ソフトウェア開発プロセス/保守プロセスで行うべきことの理解
□ IEC 62304 を解釈し適用する上で留意すべき事項への理解
趣旨
医療機器ソフトウェアを開発・保守する上で、IEC 62304 への適合は必須となっています。
しかしながら、規格要求事項を読み解いて実際の開発プロセス/保守プロセスに適用し、効果的に運用するには、規格要求事項の背景となっている基本的な考え方の理解も必要となります。
本講座では、IEC 62304 の要求事項と、その背景にある考え方について実例を交えて説明し、製造業者におけるプロセス構築や運用に役立つ知識としてご理解いただきます。
また、IEC 62304 の前提となる2つの国際規格 (ISO 13485、ISO 14971) についてもその概要を説明し、理解の一助とします。特に、医療機器ソフトウェアの開発/保守においてはライフサイクルプロセスを通じてリスクマネジメントが必須であり、正しい理解なくしては安全要求を満たす医療機器ソフトウェアの開発/保守は成し得ません。
要求事項やその背景を中心とした必須知識と講師自身の豊富なソフトウェア開発経験の両面から、できるだけわかりやすく解説いたします。認証取得という目先の目標に留まらず、医療機器ならびに医療機器ソフトウェアの安全性と信頼性の永続的な確保のためにも、ぜひご参加ください。
プログラム

 1. IEC 62304 の概要
  1.1 IEC 62304 とは? (ざっくり)
  1.2 なぜ規格への準拠が必要なのか
  1.3 IEC 62304 と関連規格
  1.4 IEC 62304 に適合するということ
  1.5 まとめ

 2. IEC 62304 における特徴的な考え方・キーワード
  2.1 リスクベース
  2.2 ソフトウェア安全クラス分類
  2.3 ソフトウェア起因の故障(不具合)について
  2.4 トレーサビリティ
  2.5 文書化要求
  2.6 検証と妥当性確認
  2.7 SOUP
  2.8 レガシーソフトウェア
  2.9 医療機器ソフトウェア開発プロセスの概観

 3. 医療機器におけるリスクマネジメントの基本
  3.1 リスクマネジメントの基本
  3.2 リスクマネジメントプロセス
  3.3 リスク評価の実際
  3.4 ベネフィット・リスク分析
  3.5 (参考) リスク対応記録簿(例)

 4. よくある質問とよくある誤解
  4.1 要するに何をすればよいのか?
  4.2 どこまでをSOUP に含めるか?
  4.3 IEC 62304 に適合したツール???
  4.4 その他、いくつか

 5. 医療機器ソフトウェア開発プロセスの概観
  5.1 ソフトウェア開発計画
  5.2 ソフトウェア要求事項分析
  5.3 ソフトウェアアーキテクチャの設計
  5.4 ソフトウェア詳細設計
  5.5 ソフトウェアユニットの実装
  5.6 ソフトウェア結合及び結合試験
  5.7 ソフトウェアシステム試験
  5.8 システムレベルで使用するためのソフトウェアリリース

 6. 医療機器ソフトウェア保守プロセスの概観
  6.1 ソフトウェア保守計画の確立
  6.2 問題及び修正の分析
  6.3 修正の実装
 
 7. ソフトウェアリスクマネジメントプロセスの概観
  7.1 危険状態を引き起こすソフトウェアの分析
  7.2 リスクコントロール手段
  7.3 リスクコントロール手段の検証
  7.4 ソフトウェア変更のリスクマネジメント

 8. ソフトウェア構成管理プロセスの概観
  8.1 構成識別
  8.2 変更管理
  8.3 構成状態の記録
 
 9. ソフトウェア問題解決プロセスの概観
  9.1 問題報告の作成
  9.2 問題の調査
  9.3 関係者への通知
  9.4 変更管理プロセスの使用
  9.5 記録の保持
  9.6 問題の傾向分析
  9.7 ソフトウェア問題解決の検証
  9.8 試験文書の内容
 
 10. 質疑応答
 

スケジュール
※多少前後する可能性がございます。
 10:30~12:00 講義1
 12:00~13:00 昼食
 13:00~14:00 講義2
 14:00~14:05 休憩
 14:05~15:05 講義3
 15:05~15:10 休憩
 15:10~16:10 講義4
 16:10~16:30 質疑応答
キーワード
医療機器,ソフトウェア,IEC 62304,ISO 13485,セミナー,講習,社内研修
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